簿記3級の勉強方法のコツ 〜簿記3級に合格するために〜

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簿記3級に合格したので、勉強方法や勉強のコツなどを記載しておきます。自分でもググってみたんですけど、いまいちいい感じの記事が見つからなかったので…。

フルタイムで働いていますが、頑張れば1ヶ月ぐらいで取得可能だと思います。平日に1~2時間、休日は4~5時間の勉強時間が確保できれば大丈夫だと思います。

簿記3級に合格するために、覚えること

1.簿記とは何なのかを理解する

2.仕訳を覚える

3.決算に向けた作業を理解する

主にこの3つを覚えるのが効率が良いと思います。もう少し詳しく解説します。

1.簿記とは何なのかを理解する

簿記には、「借方(かりかた)」「貸方(かしかた)」「勘定科目(かんじょうかもく)」など、絶対に覚えなければいけないものがいくつかあります。知らない用語も多いと思うので、その用語の読みも正しく覚えましょう。

特に最初に難しいのが、「借方」「貸方」の概念だと思います。現金などの資産が増加したときは借方に記載して、逆に減少した時には貸方に記載するというルールがあります。じゃあ、資本が増加したときは、これも増えたら良いと思われるものなので借方に…と私は最初は思っていましたが、そうではありませんでした。増えた時に貸方に書くのは「資産」「費用」だけです。増えた時に借方に書くのは「負債」「資本」「収益」となります。増えたものが常に借方に書くのではないと言うのを理解するのに少し手間取りました。この考え方をまず覚えましょう。

2.仕訳を覚える

次に、仕訳(しわけ)を覚えます。具体的には最初に勘定科目を覚えましょう。「現金」は「資産」ですね。「建物」は?これも「資産」です。他にも、「売上高」はなにか、「家賃」は何かなど、どれがどの勘定科目に分類されるかを覚えましょう。

仕訳は、これらをどのように記述していくかです。

例えば、「現金1000円を普通預金に預け入れました」という場合の仕訳はどうなるかというと、借方に普通預金 1,000、貸方に現金 1,000と記載します。どういうことが起きた時にどうやって書くのかを覚えていきましょう。勘定科目を覚える作業と一緒にできます。とにかく数をこなしてパターンを覚えていきましょう。

3.決算に向けた作業を理解する

会社は、1年間の期間を経て、決算があります。会社の状態を外に公開するために、1年間の活動を整理していく作業があります。決算整理仕訳というものがあり、ここで新しく出てくる仕訳のパターンがあります。これを覚えましょう。

例えば、ここで「売上原価」の計算をしたり、「現金過不足」の処理をしたりします。

その仕訳を覚えた後、試算表や貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)、損益計算書(そんえきけいさんしょ)などの表にどのように記入していくかを覚えましょう。

簿記3級の出題形式

現在、簿記3級は大問が3つあります。大問1は、仕訳問題です。大問3は、決算整理系の問題です。つまり、ここまで述べた内容を覚えることで大問1と3に対応できるようになります。簿記3級は70点を取れば合格なのですが、大問1の配点が45点、大問3の配点が35点あるため、この2つの大問が取れていれば合格できます。

大問2は出題形式が幅広く、どれが出てくるかわからないためなかなか対策が立てにくいです。大問2にはあまり力を入れて対策しないほうがいいと思います。問題集や過去問で見た範囲で、覚えていくぐらいにしましょう。

おすすめの参考書、問題集

やるべき内容はわかったけど、じゃあそれをどうやって覚えるんだというところですが、インプットに関してはご自分の好きな方法でやってください。Youtubeなどで無料の簿記3級解説動画がたくさんあります。参考書を読んで覚えるのでも良いです。

何となく全体を把握したら、問題集を解きましょう。これもどれでも良いですが、私は下記の問題集がおすすめです。ボリュームもあり、決算整理回りは同じ問題で出題形式が変わったものが何パターンか載っているので、「前にこれやったな、こうやって解いたな」というのを思い出しながら解いていけます。1日1章ずつ進めれば1ヶ月ぐらいで1周できます。が、決算整理回りが重いので、決算整理系の問題は1日1個にして、ついでに次以降の章を少しずつ解くようにしました。


あとは過去問や予想問題も解きましょう。これもどの問題集でも良いです。もしネット試験で受験する場合は、ネット試験の練習ができる問題集を買うと良いと思います。

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