以前、プログラミングでの副業ってどうなの?という内容の記事を書きました。実際にプログラミングをやってみたい、と思った場合に、どのように勉強したら良いかについて、本記事では解説します。
どれが最適解かは人によります。自分に合った方法を探してみてください。個人的なおすすめは、本やwebを使って「まず自分でやってみる」です。低価格で試せます。
本で勉強する
本で何かを勉強するのには皆さん慣れていると思います。学校の勉強も、教科書を使っていましたね。何かを勉強する場合の最もスタンダードな方法だと思います。本で学ぶ場合のメリットとデメリットは下記の通りです。
メリット
・自分のペースで勉強できる
・費用が比較的安い
プログラミング関連の本は、普通の文庫本などを買うよりは少し高いです。私の手元に今数冊ありますが、大体3000円ぐらい出せば1冊買えます。
デメリット
・わからないことがあった場合につまずきやすい
・自分で勉強ペースを作る必要がある
・自分で本を選ぶ必要がある
・情報が古い場合がある
・技術書系は書店に置いていない場合があるため、ネットで本を買う場合は中身の確認ができない
本で学ぶ場合のデメリットとして大きいのは、おそらく「自分で本を選ぶ必要がある」と「情報が古い場合がある」だと思います。どうやって勉強したらいいのかわからない初心者が、自分の学ぶ本を決めるというのはかなり難易度が高いです。おすすめの本をネットで探して、評判のいいものを購入するのが良いでしょう。
プログラミング言語そのものもですが、プログラミングをするための開発用のソフトもしばしばアップデートされて新しいものがリリースされます。本が古い場合、本に書いてある通りの手順だとうまくいかないことがあります。本には「上にあるtoolメニューをクリック」と書いてあるのに、この「toolメニュー」がなくなっていることもあります。そういう場合にどうしたらいいかわからなくなってしまう人は、本で学ぶのは難しいと思います。
Webサイトで勉強する
メリット
・無料で勉強できるサイトも多く、費用は比較的安い
・コピペ(コピー&ペースト)で動かせるコードがあれば、プログラムを動かしながら勉強できる
ネットでは無料でプログラミングを学べるサイトやブログがたくさんあります。無料で試せるのなら、とにかくまずやってみてください。また、ネットにプログラミングのソースコードがそのまま載っていることもあります。試しにそのコードをコピペして動かしてみたら、簡単に何かプログラムを動かすことができます。
デメリット
・わからないことがあった場合につまずきやすい
・情報が古い場合がある
こちらも本の場合と同様です。webサイトは常に最新の情報を載せているわけではありません。数年前で更新が止まっているブログやサイトもたくさんあります。プログラムを書くためのソフトの操作方法が変わっていた場合、まずソフトの操作でつまずく可能性もあります。今は使えないプログラムの書き方が載っていた場合、それを真似して書いても、コピペしても、そのプログラムはエラーが出て動かないこともあります。そうなった場合に自分で解決できない場合は、本やwebで自分で勉強するのは難しいです。
スクールに通う
最近話題の「プログラミングスクールに通う」についてです。私もオンラインスクールでプログラミング講師をしています。
メリット
・しっかり面倒を見てもらえる
・教材がしっかりしている(と思われる)
・わからないことがあったらすぐに聞ける
・就職に関してサポートが受けられるスクールもある
初心者がつまづいたときにサポートが受けられる、というのが大きなメリットだと思います。自分一人ではペースが作れない人も、スクールに通うことで一定の学習時間が確保できると思います。
デメリット
・費用がかかる、場合によっては高額
・通学の場合、時間もかかる
・通学、オンラインともにレッスンの時間が限られている
もし今、あなたが学生だった場合は費用面がデメリットになってくると思います。プログラミングスクールはなかなかお金のかかるところも多いです。
あなたが社会人だった場合は、レッスンの日程を調整するのが難しいかもしれません。スクールによっては開校時間が決まっているので、その時間内に仕事の調整をつけて通う必要があります。
最近はオンラインスクールも多いですが、オフラインの通学型のスクールもあり、通学型の場合はより日程の調整が難しいです。
メンターをつける
メンターというのは、指導者、先生のような存在の人です。プログラミングをする際には、メンターをつけるのが一番伸びが早いと思います。不明点があったときに気軽に聞けますし、相性の良い人を見つけられれば楽しく学べます。
メリット
・自分に合った人が身つかれば、楽しくやれる
・不明点があった場合、すぐに質問できる
デメリット
・実務経験のあるプロを探すと、高額になる可能性がある
・人気のある講師だと都合が付きにくい(スケジュールが難しい)可能性がある
・自分にあったメンターを探すのが大変
・いつまでの契約期間にするのか決めたり、期間途中でやめる場合などの交渉が大変
個人で契約をすることになると、契約のやりとりから始まるので、やや面倒くさくなると思います。色々な人がいるので、自分に合ったメンターが見つかれば楽しくやれますが、相手がどんな人かは実際にレッスンを受けてみないとなかなかわかりません。
「会社を辞めてプログラミングを勉強するぞ!」について
これも少し前にSNS上で話題になっていました。会社を辞めて、プログラミングスクールに通うという判断をした人の話がありましたね。
プログラミングに関わらず、何か新しいことを勉強するためだけに今の会社を辞めることは、個人的にはお勧めしません。まず、辞める前に勉強をしてみて、勉強時間がどうしても足りない、もっと時間を割きたいという風になってから辞めるのでも遅くないと思います。
本当に会社を辞める必要があるでしょうか?よく考えてください。会社を辞めないと勉強時間は全く捻出できないでしょうか?一日30分でも時間を作ることが困難でしょうか?
もう一度言いますが、私的には会社を辞めることはお勧めしません。安全なところに所属した状態で勉強を進めるのが、一番良いと思います。特に、子どものいる女性は、もし今正社員で働いているのならそれは辞めないほうがいいです。再就職が困難になる可能性が高いです。
会社を辞めたほうがいいと思うのは、下記のような人だと思います。
・今いる会社の勤務時間が長く、残業が多く、勉強する時間が全く取れない
・とにかく今やっている仕事を辞めたい
・仕事を辞めたとしても金銭的に困らない(実家の支援がある、配偶者の支援がある、不労所得がある、貯蓄が十分ある等)
プログラミングを学ぶ、学ばないに限らず、他のことを学ぶ時間が取れないほど仕事が負担になっているのなら、辞めるというのも選択肢に入ってくると思います。
まとめ
本記事ではプログラミングの勉強方法をいくつか紹介しました。どれがあなたに合うか、よく考えてみてください。本やwebで学ぶのはすぐに試せます。まずやってみて、それらが合わないようならスクールやメンターを検討するのが良いと思います。スクール、メンターも無料レッスンを設けていることがあるので、それを利用して相性を確認するようにしましょう。
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